先日、我が家の愛犬Amiが看病の甲斐無く天国に召されました。
去年11月の腫瘍摘出手術以降、一旦は元気になり普通の生活をしてました。
ところが8月に入ってすぐの頃、急に調子が悪くなり慌てて診てもらったところ
心臓に転移している事が分ったのです。診断ではもう手の施しようが無い状態でした。
肺に水が溜まり、腹水も溜まっていて呼吸が苦しそうで本当に可哀想な状態でした。
なんとかその苦しさを取り除いてもらうために薬の投与と溜まった水を抜く治療をして頂き
あとはその時を待つと言う何ともいたたまれない時間だけが過ぎていきました。
そして、お盆前の13日深夜にその時が静かにやって来たのです。
調子が悪くなってから亡くなるまであっという間の出来事でした。
Amiは生まれてすぐに我が家に来たわけではなく他で飼われてたのを都合で飼えなく
なった為、既に飼っていたテリ(ヨーキー)と姉妹だったと言う縁もあってか6歳の成犬に
なってましたが引き取る事にしたのでした。
また1匹も2匹も変わらないだろうという超楽観的な考えと2匹の方が犬も楽しいだろう
という安易な気持ちもあったのでしょう。
それから6年あまり、文字通り苦楽をを共に過ごして来ました。
犬の寿命のほうが短いのでいつかはこんな日が来るのは分かっていたのですが
まさかこんなに悲しい出来事だったとは夢に思いませんでした。
最後の4日間は呼吸困難との闘いでしたので安楽死も視野に入れましたが家族で相談の上
自宅で最後を看取ってあげようと決心し、獣医にその事を告げたその日の深夜に召されました。
寂しがり屋の犬だったので家族がいる間(丁度盆休み)に逝きたかったのでしょう。
Amiは幸せを本当にいっぱい運んで来てくれました。
ありきたりですがどれほど癒やされたかわかりません。
でも私たちはAmiにいったい何をしてあげられたのでしょうか。
Amiは幸せだったのでしょうか。
私にも家族にもわかりません。
犬の気持ちなんて分かるはずもないのでしょうがその事だけが今も脳裏から離れません。
Amiは花火のようにパッと輝いてサッと消えていきました。
Amiちゃんへ、本当にありがとう。
在りし日のAmi
去年の12月かな、術後で歩けないのをカバンに入れて散歩して
ました。
追記
少したってから読み返してみるとなんだか少しキモイですね。
犬飼ってない人から見れば悲しいのは分かるけど大袈裟な感じのエントリーかも知れません。
その通りです。
でも犬飼ってる人にとってみれば人間も犬も基本的には同じなんです。
犬の行動に一喜一憂し、まさしく子供のような感覚になります。
一人暮らしのご老人が犬を飼ってるのをよく見かけますが気持ちが痛いほどわかります。
生活を共にすると深い愛情が自然に湧き出てくるのです。
犬を飼うと言うことは共に暮らすと言う事であり、だから楽しい事も悲しいことも人間と
同じなんだとあらためて気づかされた次第です。
ではまた次回。